2005年10月15日

とくしま森と木の祭典(四国の森づくりシンポジウム)

 森作りの重要性を考える「とくしま森と木の祭典」が徳島県立神山森林公園で開催されました。このイベントは、県民に木材利用への意識を高めてもらい、テーマを『温暖化防止への”木づかい”』として、今年から行われることになりました。あいにくの大雨でしたが、会場では県内産の杉などで作った椅子や机、ふくろうの置物など工芸品の展示即売が行われている他、杉板と木の実で写真立てを作る木工教室など、木の暖かみを感じられる催しなどが行われていました。
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 今回の私の目的は、会場内で開かれる「四国の森シンポジウム」での安藤忠雄氏の基調講演でした。大雨にもかかわらず200名ほどの参加者が熱心に安藤氏の講演に耳を傾けていました。講演では、安藤氏のこれまでの環境問題への取り組みを、スライドを交えながら紹介された他、現在、設計されている神戸市立長尾小学校の話もして頂きました。
 その長尾小学校の話というのは、造成された小学校の敷地内に新入生達が自らドングリなる木の苗木を植樹し、自分のバケツで雨水を受け、その水を自分の木に散水し、小学校生活の6年間育て続けるというものです。単に緑化するのでなく、小学生達自身に木の実拾いから、水やりなどのプロセスを体験させることで、自分の母校への愛着を感じさせようとするねらいがあるのです。
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 私も昨年、設計させて頂いた物件でドングリのなるクヌギやウバメガシの植樹を提案させてもらい、子供達に植えてもらいましたが、このように木の実拾いや雨水をバケツに貯めてその水を苗木にやるということまでは思いつかなかったので「なるほどね」と思わされました。大雨の中でしたが、来た甲斐がありました。
 環境問題というものは、一人一人が考えて行かなくてはいけないものだと改めて感じさせられたシンポジウムでした。

 安藤氏の講演は、これまでにも何度か聴かせて頂きましたが、いつも笑いを誘う上手い講演だなと感心させられます。さすが関西人。笑いのツボをご存じだというか。ほんとおもしろい講演でした。また機会があれば是非聞きたいです。
posted by Hideki at 00:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Landscape Design | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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