2005年10月21日

ハーブ植栽まつり in宮川内調整池

 徳島の吉野川北岸地区(池田町〜板野町)には、この地域の農作物を潤す吉野川北岸用水という全長69.2kmにもなる用水がある。
 この吉野川北岸用水の施設である宮川内調整池(阿波市)で今日、「ハーブ植栽まつり」というイベントがあり、地元の幼稚園児、老人ホームの方々、高校生、関係機関の方々、約300名ほどでローズマリーやアメジストセージ、ミント類など38種類ものハーブを植えました。
 一見、特筆するほどのイベントでは無いかもしれませんが、このイベントには私個人、強い思い入れがありました。

miyagouchi01.jpg

 昨年、ありがたいことにある機関に、この宮川内調整池の周辺整備の設計を委託されました。すでに調整池の改修工事だけが完了していましたが、発注者の調整池周辺を地元の方々に開放したいという意向があったため、調整池を周遊できる管理道兼遊歩道、スロープの設置、周辺法面の苗吹付け工法による緑化等の整備を行いました。
 設計段階で考えたのは、地元の方にただ開放するのではなく、「この場所に来てもらい、何か行動をしてもらう。」ということをメインに考えました。また、周辺の伐採した木や調整池改修工事で発生した石積や巨石を再利用も重要なポイントでした。そんな中、思いついたのがこのハーブ植栽イベントでしたが、「周辺住民等と一緒にハーブを植え、そのハーブを料理や美容(?)に利用してもらう。」そんなことが実現するんだろうか?と昨年の段階では正直思っていました。でも実現したんですよね。会場でも発注者の方に「ついに実現したね。かなり好評ですよ。」とお褒めの言葉を頂きました。でも関係機関の方々の方が、私なんかよりももっと大変だったと思います。ほんと感謝、感謝です。


 イベント開催にあたっては、徳島県立阿波農業高校の先生や生徒さんが準備やサポートをしてくれたので本当に嬉しかったです。幼稚園児やお年寄りの方々へのとても丁寧なサポートも好印象でした。中でも生徒さんの一人が「もっと幼稚園の子と遊びたかったぁ。」といった言葉がとても心の中に残りました。なぜなら、もしこの空間を設計しなければ、もしこのハーブゾーンでの植栽を計画しなければ、この生徒さんと幼稚園児の出会いは無かった訳ですから。。。ちょっと大げさですが。
又、別の場所では、幼稚園児がウバメガシやアラカシといったどんぐりの成る木も植えてくれていたので、これもまた嬉しかったです。

 これからも幼稚園の園児や高校生、地元の方に愛着を持ってもらえる場所になることを願いたいですね。

miyagouchi03.jpg miyagouchi04.jpg
miyagouchi05.jpg miyagouchi06.jpg
miyagouchi07.jpg miyagouchi08.jpg
miyagouchi09.jpg miyagouchi10.jpg

人気blogランキングへ
posted by Hideki at 00:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | Landscape Design | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月19日

技術士。

技術士。

 平成19年度からの技術士(二次試験)の試験制度が変わるようです。「試験制度の改正」ってほんとに良くなるのか疑問ですが。。。

 今回の変更点で一番大きなポイントはやはり経験論文の廃止です。といっても筆記試験合格者が受けることになる口頭試験では、事前提出をする技術的体験論文(図表等を含め3,000字以内でA4用紙2枚以内)を口頭試験の一部として提出し、その内容について深く突っ込まれることになるようです。

 この件については、いろいろなサイトでも議論されていますが、私個人的には正直難しくなるだろうと考えています。
 建設一般の記述問題や専門の選択問題も応用問題的なものが出題されるようですので、知識だけではなく、深く掘り下げて対策する必要があるのだと思います。来年度(18年度)は現行のままの試験方法だそうですが、私は来年が初めてだけにちょっとショックです。

とにかく日々努力です。
受験する方、共に頑張りましょう。

尚、10月末まで以下のサイトでパブリックコメントを募集しているようです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2005/05101102/001.htm
私個人的には、これまでより口頭試験の合格率が下がると思うので、施工管理のような筆記試験合格の有効期限を1年設けることや口頭試験の受験地を東京だけでなく、全国各地で行う(何回も飛行機で東京へ行くのは大変ですからね。)などを要望したいです。

人気blogランキングへ
posted by Hideki at 22:34| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | License | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

「Google Earthは国防上の脅威」

Google Earth。
やはり非難の声があがったか。。。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Google Earthは国防上の脅威」--インド大統領が警告

「Google Earth」の提供する衛星画像によって詳細な地形がわかってしまうことから、国家の安全が脅かされるとして、インド大統領のA.P.J. Abdul Kalamが同プログラムを非難した。
「発展途上国は、すでにテロリストによる攻撃の危険にさらされているが、そうした国々ばかりが選ばれているのも奇妙だ」(Kalam大統領)

(以上、yahooニュースより)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

8月に私もコメントさせて頂いたが、
確かに無料でこれだけの画像が閲覧可能だとこういう意見もでますよね。
私個人的には、結構重宝していたんですが、
もし閲覧が制限されると残念です。
今後の動向が気になります。

google earth.jpg
posted by Hideki at 00:00| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月15日

とくしま森と木の祭典(四国の森づくりシンポジウム)

 森作りの重要性を考える「とくしま森と木の祭典」が徳島県立神山森林公園で開催されました。このイベントは、県民に木材利用への意識を高めてもらい、テーマを『温暖化防止への”木づかい”』として、今年から行われることになりました。あいにくの大雨でしたが、会場では県内産の杉などで作った椅子や机、ふくろうの置物など工芸品の展示即売が行われている他、杉板と木の実で写真立てを作る木工教室など、木の暖かみを感じられる催しなどが行われていました。
shikokunomori02.jpg shikokunomori04.jpg
 今回の私の目的は、会場内で開かれる「四国の森シンポジウム」での安藤忠雄氏の基調講演でした。大雨にもかかわらず200名ほどの参加者が熱心に安藤氏の講演に耳を傾けていました。講演では、安藤氏のこれまでの環境問題への取り組みを、スライドを交えながら紹介された他、現在、設計されている神戸市立長尾小学校の話もして頂きました。
 その長尾小学校の話というのは、造成された小学校の敷地内に新入生達が自らドングリなる木の苗木を植樹し、自分のバケツで雨水を受け、その水を自分の木に散水し、小学校生活の6年間育て続けるというものです。単に緑化するのでなく、小学生達自身に木の実拾いから、水やりなどのプロセスを体験させることで、自分の母校への愛着を感じさせようとするねらいがあるのです。
shikokunomori01.jpg shikokunomori03.jpg
 私も昨年、設計させて頂いた物件でドングリのなるクヌギやウバメガシの植樹を提案させてもらい、子供達に植えてもらいましたが、このように木の実拾いや雨水をバケツに貯めてその水を苗木にやるということまでは思いつかなかったので「なるほどね」と思わされました。大雨の中でしたが、来た甲斐がありました。
 環境問題というものは、一人一人が考えて行かなくてはいけないものだと改めて感じさせられたシンポジウムでした。

 安藤氏の講演は、これまでにも何度か聴かせて頂きましたが、いつも笑いを誘う上手い講演だなと感心させられます。さすが関西人。笑いのツボをご存じだというか。ほんとおもしろい講演でした。また機会があれば是非聞きたいです。
posted by Hideki at 00:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Landscape Design | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月14日

淡路夢舞台

淡路島小旅行続編は淡路夢舞台。
今回で6回目。
ここは今年、生涯忘れられない地となった。
そう。自分の結婚式の場となったからだ。
笑われるかもしれませんが、安藤建築で挙式を挙げるのが夢でしたから。。。

ここは、元々関西国際空港等の埋立用の土砂採取地でした。
私が神戸から徳島に行く際にフェリーから眺めたこの地は、こんなに緑豊かな土地ではありませんでした。(なぜフェリー?当時はまだ明石海峡大橋が無かったため、神戸から淡路まではフェリーだったのです。)震災で地すべりでも起きたかのような見るも無惨な状態でしたが、安藤さんの提案によって、建築や構造物よりもまずは緑化ということで様々な樹木が植林されました。当初の計画では、ここはゴルフ場になる予定だったそうで、そのゴルフ場のクラブハウスの設計を依頼されたのが安藤氏だったそうです。安藤さんは施主さんを説得してゴルフ場開発をやめさせたのだと思いますが、もし、安藤さんでない建築家に依頼していればどうなったか?おそらくゴルフ場になっていたんでしょうね。ゴルフ場にならなくてほんと良かったです。
 淡路夢舞台には、ウェスティンホテル淡路、兵庫県立奇跡の星の植物館、百段園、国際会議場、そして国営明石海峡公園等の施設が隣接しています。安藤建築の集大成ともいえる迫力ある場所だと思います。建築だけでなく、ランドスケープも素晴らしいものがあり、私自身、勉強になる部分があります。もしかしたら私自身のランドスケープデザインの疑問点もこの場所が解決してくれるのかもしれません。それくらいこの場所には力を感じます。

安藤さんは以前、番組で「小さな家からだんだん大きな家を設計し、晩年はまた小さな家を創って、一生を終えたい。」と言っていました。この淡路夢舞台は、この言葉の「大きな家」に該当するものなのでしょうか。それともまだまだこれから「大きな家」があるのでしょうか。楽しみです。

明日、その安藤忠雄氏が徳島の神山森林公園で開かれる「四国の森シンポジウム」で基調講演を行います。
もちろん見に行きます。

hyakudanen.jpgコスモスでいっぱいの百段園

yumebutai01.jpgWestin Hotel Awaji Island

yumebutai02.jpg百段園から国営明石海峡公園と大阪湾を望む

yumebutai03.jpg思い出の海の教会

yumebutai04.jpg海の教会の夜
posted by Hideki at 23:18| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月13日

シーウィンド淡路

淡路島探索へ出かけました。
といっても目的は、尊敬する安藤忠雄氏設計のTOTOの保養所になっている「シーウィンド淡路」と「淡路夢舞台」を探索するためです。

安藤忠雄氏に興味を持ったのは、大学4年の時。
それまで名前は聞いたことがあったが、安藤建築に触れることは無かった。
大学4年の夏に研究室の旅行で香川県の直島に行った際に立ち寄った「直島コンテンポラリーミュージアム」が初めてだったが、とても感動したのを覚えている。建築美はもちろん、屋上緑化等の緑の取り入れ方に感動した。その時、感動ついでに直島コンテンポラリーアートミュージアムのディーテール集も買った。
「安藤忠雄がどうして好きなの?」とよく聞かれる。
大した理由ではないが、安藤氏の環境問題への取り組み、姿勢、建築と人と環境の共存をテーマにしたデザインが好きだからだ。阪神・淡路大震災の際も自らボランティアに参加し、瀬戸内オリーブ基金やひょうごグリーンネット等を設立するなど、一見、建築とは関係ないことをしてそうで、それらを建築設計に取り入れている部分に魅了された。

で、話は変わって、淡路島探索の話ですが、今回、時間があったのでゆっくる淡路島の小旅行を楽しみました。
まずは「シーウィンド淡路」。
TOTOの保養所ということですが、かなりの傾斜地に建てられており、部屋からは大阪湾が一望できるように配置されています。特に感動するのは、とても大きな自動ドアを入ってすぐのロビーから見える窓越しの大阪湾。その大阪湾を見ながら階段を下りてラウンジへと続く導線の取り方はとても格好いい。保養所ということでTOTOの関係者しか宿泊できないのかなと思ったら一般の方も安く泊まることができるようです。今度は必ず泊まろう。

seewind awaji01.jpg seewind awaji02.jpg
seewind awaji03.jpg seewind awaji04.jpg
posted by Hideki at 00:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

スマトラ沖地震 津波記念館コンペ

9月22日にスマトラ沖地震で被災したタイで津波記念館の国際コンペを開催するというニュースを見た。タイで最も犠牲者が多かったパンガ県カオラックに建設するらしいが、興味があって、その後もずっとこの件の記事をネットで探しているんですが、無いんですよね。
建物だけでなく、周辺を公園として整備するらしく、ランドスケープも含めたコンペだそうです。

誰か募集サイトとか日本語訳しているサイトとか知っていたら教えて欲しいです。

ちなみにネットで検索したコンペ内容は以下の通り。

■インド洋津波:タイ政府が記念館建設へ デザインを公募■
デザインのコンセプトは「犠牲者を追悼するだけでなく、被災の教訓を後世に残すもの」。設計費用は5000万バーツ(約1億3500万円)を予定。今年12月26日に被災地で開く1周年の追悼式典で最終候補5作を展示、来年5月にデザインを決定し、07年中の完成を目指す。
posted by Hideki at 21:02| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | Landscape Design | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

DOCHU Sand Pillars

徳島県阿波市には、「阿波の土柱」という国の天然記念物がある。
土柱は土柱高越県立自然公園にも指定されており、
観光名所の一つとして親しまれている。

さて「土柱」とはなにか?
字の通りで土の柱です。
私も徳島へ来るまで知りませんでしたが、
地元では世界三大奇勝(イタリアのチロル、アメリカのロッキー、日本の徳島)とも呼ばれ、土柱は雨などの侵食によって作り上げられた天然の彫刻物?と言われています。

一般的に土柱というと下の写真の「波濠嶽」なんですが、
この周辺には、灯籠嶽、莚嶽、橘嶽という土柱も存在します。
dotyu03.jpg
個人的にも就職してからの5年間、ここの周辺整備に携わっています。
自然公園だけに色々と制約が多い中の整備になりますし、
掘削してそのまま放置すればいつの間にか土柱のようになってしまうのですから
相当地盤は悪いです。
台風、大雨等の際には、公園内でも土砂崩れが色々なところで発生します。
ですから、整備しても被災することもあるので悲しいです。

で、昨日、久しぶりに土柱へ行ってきたんですが、
2年前に担当した遊歩道を見てきました。
延長は100mくらいなんですが、谷間に幅2.5mの遊歩道兼管理道ですから、結構沢山の伐採をしなければなりませんでした。
痛々しいので、整備後は出来るだけもとの森の中に隠れるようにと工法を考えましたが、整備したもののすぐに台風等で壊れるのは問題があるため、結局、補強土壁で整備しました。
表面のジオテキスタイルには通常、洋シバなんかが植え付けられるんですが、発注者と業者さんにお願いして、できるだけ現地の植生が生えるように、発生土や根株等を表面に入れてもらいました。そのおかげかどうかわかりませんが、下の写真で見るとわかるようにだんだん森の中に遊歩道が隠れていっているでしょ?(ちょっと管理しないといけませんね。)

ジオテキスタイルは、ランドスケープデザイン的には賛否両論のようですが、耐久性と景観、ライフサイクルコスト等を考えるとどうなのでしょうか。

ま、ともあれ我々は自然を破壊してしまうのですから、
自然を復元するという気持ちを忘れないことこそが大事なのではしょうか。

dotyu01.jpg dotyu02.JPG
posted by Hideki at 22:34| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | Landscape Design | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月02日

1級土木施工管理技術検定試験

久しぶりに更新。

というのも1級土木の実地試験の勉強に励んでいたのです。
最近、1級土木の試験も難しくなってきているので
1ヶ月は勉強しないと無理だと判断したので
このページの更新はさぼってしまった。(^_^;)

やはり仕事との両立は大変ですね。
この業界は、資格。資格。資格。になってきた。
なんとか今日の試験も合格してくれるといいのですが。。。

はやく技術士を取りたいですね。

さぁ、明日からは仕事を頑張ろう。
posted by Hideki at 00:00| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。